音想-音ゲー感想企画-

音ゲーに対する思いを「言葉」で表現する企画「音想」のサイトです。

【閉会式】音想-音ゲー感想企画- 終了! 結果発表と感想!!

どうも、主催者のリオールです。ちょっと集計が遅くなってしまいすいませんorz

 

まずは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

それでは早速観ていきましょう!

 

まずは「読者賞」です!

こちらは6票いただきまして、「どの感想文が一番面白かったですか?」「どの感想文が一番"底なしの愛"を感じましたか?」の両方にてDJ SILENTさんの『【beatmaniaIIDX】穴冥DBMから知るクリアを極める楽しさ』が共に5票と圧倒的人気で1位となりました! おめでとうございます!

アクセス数も断トツの1位で、今までの価値観を切り裂いた+面白さを伝えた読み応えのある文章だったと思います!

 

次に、主催リオールによる「主催者賞」です!

 

いただいた原稿は全て読みましたが、どれ十人十色々な方面で思いをぶつけられていて、とても面白かったです!

その中でも特に面白いと感じたのはSILENTさんと舞頼さんだったのですが、「感想文」という主テーマで見た際、楽曲や譜面に対するストレート且つ伝わりやすい感想を書かれていた点で舞頼さんの方が一歩上回っていたと感じたため、私リオールによる主催者賞は 舞頼さんの「【maimai】『ナミダと流星』『洗脳(Master & Re:Master)』について」 といたします! 

私は該当の2曲(と譜面)についてあまり詳しくは知らなかったのですが、文章を読むだけで情景がなんとなく思い浮かんできて「思いの強さ」が伝わってきました。正直音ゲーという表現が抽象的になりがちなジャンルでここまで簡潔に且つストレートに文章が作成されたのはすごいと思いました! 

 

 

最後に「プロゲームライター賞」です!

こちらは審査員のげーまー哲さんから文章をいただきましたので、そのまま掲載します!

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…とその前に、参加者の一部からコメントをいただきましたのでご紹介します!

 

やまそう さん

記事の中でも言及していた気がしますが、自分が普段1つの譜面をかなりの回数プレーする、という事をしないのでこういった企画は逆に新鮮でした、その分書くのも大変でしたが……一方で他の方々が書いた記事も楽しく読ませていただきました。

 

すー さん

今回の課題は文字のみとのことだったのであまり難しい内容にせず

読者さんがわかるようなゲームにしてみました。

舞頼さんの記事にもありましたが自分の内容も書こうと思ったらもっと書ける内容でして

むしろ足りないくらいでした。

他の方のゲーム以上に判定やソフランに敏感なゲームではあったので

要点を絞り出してかつ長すぎないような内容にせず今p買うとにまとめるのが少し難しかったです。

 

舞頼 さん

今回の企画で「好きな曲」や「好きな譜面」に関して色々書かせてもらいましたが、他の皆様のブログにも色々な譜面の好きな所が伝わってきて、他ゲーの曲や譜面に関しても「この譜面やって見たいかも」と思えてきたので改めて素晴らしい企画だなぁと思いました!もし第2回があればまた自分も参加したいと考えています!参加者の皆様も企画者の方々もお疲れ様でした!

 

(グーグルフォームからいただいた2件。SILENTさんと駄文さんですかね?)

テーマが"愛"というありふれたものでありながら、それを表現するには中々難しいなと感じるものでありながら、皆さん上手く執筆されてて感銘を受けました。本当に素晴らしい企画をありがとうございます。

 

自分が昔から思っている音ゲーの魅力についてこの場を借りて伝えることができたので、とても良い機会でした。書いてて楽しかったし、音ゲーと初心から向き合うきっかけにもなりました!ありがとうございます!!

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ではお待たせしました、げーまー哲さんによる講評です!

 

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皆様、こん焼きうどん。げーまー哲と申します。

普段はVtuberとして配信を実施しつつ、大手ゲームメディア「INSIDE」や「Game*spark」にてライターとしてお仕事をさせて頂いております。

 

www.inside-games.jp

 

今回、「音想」の企画において特別審査員として携わることになりました。皆様よろしくお願いします。

 

さて、今回参加して頂いた皆様の力作である感想文を全て読んだ上で、各人の感想文の感想をお伝えしたいと思います。

 

駄文の人(@DBM_)

beatmaniaIIDX】『rage against usual』(A) パラリラ地帯について

非常にユーモア溢れる言葉使いが多く、読んでいて飽きが来ない構成になっていました。 特に「是非ともレイジさんには運転免許停止処分者講習を受けてきて頂きたいものです」という言い回しは、私には思いつかない世界観だと思います。

それと、思いを文章にするという意味では攻略記事としてのウェイトが多くなっているのも印象的でした。感想文というのは、自身がそのタイミング(今回であれば攻略時にどう思っていたのかの感情の色)を強く押し出す必要があるため、自分の感情をもう少し継ぎ足すことで、読むだけで譜面の攻略法も学びつつ感想文として読者に伝わるものになるかなと思いました。

 

やまそう(@keionkatemasen)

【オンゲキ】『心(MASTER)』の"心"

譜面(楽曲)の詳細なポイントを1つ1つ書いており、自身の実力(能力)に合わせどれだけ苦心したか、また最初に自分のスタイルを書いていることで記事の方針を読者に先に伝えているのが好印象でした。

一方で、とがっている譜面の一覧などに軽い説明が追加されれば、今回の譜面と尖っている譜面の比較がしやすく、より今回紹介したかったものくろっく(monoclock)と一ノ瀬リズの関係性などの説明に説得力が増すと思います。

 

やざせろり(@yzserori12291)

太鼓の達人】『poxei◆DOON(ポセイドン)』について

素直に自身の心を吐露する面において、ダイレクトに伝わってきた感想文でした。生の感情と体験を飾らない言葉で吐き出すというのは、当時の心情をしっかり思い起こさないと書けないものなので、それだけの思い入れがあることを受け取ることが出来ました。

なお、感想文において悪い面を書くことは駄目なことではありません。その場合、なぜその点が悪かったのか、あるいは悪い点に関して話を広げていくことで、より良い感想文になると思います。

 

リオール(@reole123)

音ゲー全般】やっぱ「ボス曲」はかっこいい方が好き!!!

順位分け・先に見出しを書くのは今のインターネット上での文章スタイルとして非常に理にかなっています。

また、起承転結の基本になぞられて書かれていることも非常に良い点です。時折自身の考えを混ぜ込むのもよく、バランスが取れていました。

文字数が多くなりすぎているため、読む人が大変というのはその通りでもあります。画像も上手く差し込んでいるため、画像で説明できる点は大きく簡略・短縮化するのが良いと思います。

 

舞頼(ぶらい)(@_a81_)

【maimai】『ナミダと流星』『洗脳(Master & Re:Master)』について

そこまで多くない文章量の中に、しっかり自分の意見と紹介すべき要点を纏めてあり読みやすいものをなるべく書こうとした苦心が見えました。言葉使いもピンポイントでユーモアを混ぜていますし、そのあたりは読み手を意識したのだと思います。

本人が自身の感想文内で言っていますが「最初からそう言えば良かった。」という言葉は実際その通りだと思います。最初にばしんと結論を書くことで、読み手がなぜそう思ったかの心の準備が出来、文章を読ませることが容易になります。

 

龍星ソラ(@ta2bo4_sora)

【maimai】ネタ極振り譜面は楽しいZOY!

譜面に特化した構成と、1つ1つのポイントに対してしっかり解説と自身の気持ちを書いているのが好印象でした。また、起承転結もしっかりしており流れとしてスムーズに読みやすい形になっていたかと思います。

一方、maimaiをやっている人のみに向けて書いているように見える部分も多かったと思います。もう少しmaimaiをやっていない人に対しての配慮・補足があれば「やってほしい」という気持ちが伝えられたかなと思いました。

 

すー(@11_90_)

DDR】『Poseidon(SINGLE / EXPERT)』について

自身の生い立ちや経験を曲の紹介に合わせて伝えていく点が良い塩梅だと感じました。特に曲からゲームに関する仕様の説明の流れは、知る読者であればへぇと唸らせるだけの内容が盛り込まれていました。

今後、同様の感想文や文章を書く際においてはもう少しテーマについて見直して書いてみると良いと思います。曲についての感想をもう少し読んでみたかったなという印象を受けました。

 

DJ SILENT(@re_0721silent)

beatmaniaIIDX】穴冥DBMから知るクリアを極める楽しさ

非常に丁寧な説明が書かれていると同時に、文章の流れも綺麗で読みやすかったです。また読者に最初に問いかけるのは、まさに感想文にとって王道の形であり、読み手を考えて書いたことが伺えました。

後半に文章が多く頻出する箇所があるので、そこに画像や動画を上手く差し込むことで読者に区切り・深呼吸するタイミングを与えるとより素晴らしい感想文になると思います。

 

プロライター賞について

今回8名の中で、プロライター賞をお送りする方は

 

DJ SILENT(@re_0721silent)さん

といたします。

 

他の方の感想文もそれぞれ特徴があり、音ゲーをやっていなければ書くことは出来ない熱意を感じるものでした。

ただ、それを踏まえた上で今回賞を私が送る理由として、

「タイトル」「本文の流れ」「読者が読むことを考えているか」「自身の気持ちが説明の中に上手く取り入れられているか」4点の総合バランスの良さがDJ SILENTさんの記事が一歩抜きん出ていたと私は感じました。

 

最後に

文章というのは、大体の場合において読者が存在します。

そして今回の感想文において、私が感じた仮想ターゲット層は「音ゲーマー全般」だと思っております。

そのため、特定の音ゲーは知っていても全ての音ゲーを知っている方は殆ど少数と言ってよいと思います。

なので、今回紹介したい音楽ゲームについて最低限の知識、あるいは知識が無くとも面白いと思えるような文章を作るのはとても大変であり、皆さん苦心したと思われます。

 

また、タイトルは非常に大事です。

何はともかく、今のご時世においてタイトルと見出しで読者の興味を惹かなければまず中を読んで貰えません。

なので、今度こういった企画や今後記事を書く方はぜひタイトルと見出しについて徹底的に仮想読者を想像して、その人が思わず中を見たくなるようなタイトルをつけてみると良いと思います。

 

以上をもって、本企画の総評とさせて頂きます。

この企画を通じて、8名の素晴らしい記事を読み、少しでも音楽ゲームへの興味を持った、あるいは音楽ゲームに対するモチベーションが上がる方が増えれば、これに勝る喜びはありません。それはきっと私だけではなく筆者の皆様も同様の気持ちだと私は信じております。

 

改めまして、ここまでの感想をお読み頂き誠にありがとうございました。

 

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げーまー哲さん、ありがとうございました。

そしてこちらでもDJ SILENTさんが賞を獲得されました、おめでとうございます!

 

 

最後に

まずは感想文という無茶な要求にも関わらず出していただいた7名の方々、選評していただいたげーまー哲さん、そして感想文を読まれた皆さんおよび投票までしていただいた皆さん、本当にありがとうございました!

 

そして気になるアクセス数の方ですが全体で2000を超えていて、特にSILENTさんの文章に対する反響がすごかったですね。既存の音ゲーに対する価値観の再確認と、「クリア」を極めるための話に共感を持たれる方が多かった結果なのかなと考えています。

 

音ゲーへの想いなんて文章じゃ伝えにくい…というのもあり現在は音ゲーに対する表現は動画がメインになりますが、一方で情報を絞って「特定タイトル音ゲー以外の人でも分かりやすいように伝える」と言う点では文章の方が達成しやすいのではないかと考えています。

これは個人的な感情ですが、特定のタイトルをやり続けるのもアリですがやっぱり複数タイトルに触って音ゲーの楽しみ方を色々知ってくれると嬉しいですからね。

 

今後もこうやって、「この音ゲーは知らないけど、こんな感じなんだ」と伝わるような企画が作っていければいいなと考えています。改めまして、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

ちなみに今回の企画で一番苦労した点は、サムネ作りと文章装飾です。はてなの仕様上サムネイルがあった方が良いということで作ったはいいのですが、色々考えすぎて合計1~2時間くらい持っていかれたような気がします。

また、文章装飾も提出者の主張が大きく変わらない範囲で付けたのですが、「やりすぎかな」とヒヤヒヤしながらの調整だったなと思います。変じゃなきゃいいなぁ…w